シミは予防することができ、さらにセルフケアで改善することができます。
女性にとって大きな問題である「シミ」。場合によってはコンプレックスの原因にもなってしまうので、出来る限り予防しておきたいところ。しかし、がんばって予防をしていても、いつの間にかシミができていたり、目立たないところにひっそりと現れていたりすることも少なくありません。
そこで、今回は自宅で出来る「セルフケア」や、絶対にシミを増やしたくない人のための「正しいシミの予防」について解説していきます。
目次
普段のケアがとても大事
そもそもシミというのは、理由もなしに突如現れるものではありません。普段の間違ったケアや、肌への積み重なった負担によってじわじわと現れるものです。
そのため、シミを作らないためには普段の適切なケアが必要となってきます。ついつい日焼け止めを塗らないまま外出をしてしまうことはありませんか?良かれと思って洗顔時にゴシゴシこすったりしていませんか?
小さな行為が大きなシミとなって表れてしまうことは少なくありません。今一度自分のケアや日常生活について見直してみましょう。
シミの原因になることを予防しよう
シミの原因になることって知っていますか?知っている人も知っていない人も今一度自分の知っているシミ情報と照らし合わせながらチェックしていきましょう。
もしかしたら、知らないこともあるかもしれませんね。知らずに過ごしていたらシミを増やす原因にもなってしまうかもしれません。
日焼け予防
まずは、ほとんどの人が知っている日焼け予防についてです。紫外線はシミの大きな原因の一つ。しかし、夏には紫外線対策を行うのに、冬になるとほとんど紫外線対策をしない……という人が少なくありません。
確かに夏に比べて冬の方が紫外線は弱い傾向にあります。とはいっても、冬の紫外線でもシミができてしまうので、1年中日焼け対策は必須なのです。
「冬なら大丈夫」なんて思って紫外線対策を怠っていたせいで、顔中にシミができてしまうのは避けたいですよね。
ちょっとした短い外出でも、季節問わずに日焼け予防を行うようにしましょう。
肌に刺激をあたえない
メイク時にアイシャドウをこすったり、ファンデーションを塗る際にぐりぐりと力を込めて肌に塗りつけたり。さらに、洗顔時は化粧を落とさなくてはと必死でゴシゴシ……。これらの行為はすべて肌への刺激になってしまいます。
肌への刺激は、シミの原因の一つ。メイク時、洗顔時、さらにタオルで顔をこする際にも注意が必要です。肌は常に労わらなくてはいけない存在。デリケートなものなので、優しく「撫でる」「軽く押す」「触れる程度」の力加減が必要になってきます。
強い力でのケアは、肌のためにならないので自分の力加減に注意しましょう。
活性酸素を防ぐ
老化の原因の一つと言われる「活性酸素」。細胞が酸化することによって、シミが現れる原因となってしまいます。
とはいっても、決して「悪の物質」というわけではなく、細菌を撃退してくれる働きがあるので私たちの体にはなくてはならない存在です。
しかし、活性酸素が増えすぎてしまうと、体には良い影響ばかりではありません。肌トラブルが増え、シミ・しわ・たるみなどを引き起こしてしまいます。
活性酸素が増えてしまう原因としては「強いストレス」「激しい運動」「紫外線」「喫煙」などです。思い当たる項目がある人は、注意したほうがよいかもしれませんね。
女性ホルモンの乱れ
女性ホルモンの乱れもシミの原因の一つ。生理や妊娠・出産で女性ホルモンが乱れた際に突然たくさんのシミが現れた!という女性は少なくありません。
女性ホルモンは主に「エストロゲン」「プロゲステロン」の2つでバランスをとっているのですが、生理や妊娠・出産は女性ホルモンが乱れやすい期間です。
特にプロゲステロンはメラニンを増やす働きがあるため、女性ホルモンのバランスがプロゲステロンに傾いてしまうとシミができやすいと言われているのです。
生活習慣を見直す
やはりもっとも手軽で、手っ取り早いのが「生活習慣の見直し」です。ここまで読んだ人であればある程度分かってきた人がほとんどだと思いますが、生活習慣の乱れはシミを増やしたり、シミの原因となってしまいます。見直すべき主な生活習慣は以下です。
- 喫煙
- アルコール
- 食生活
- 紫外線
- ストレス
- メイクやメイクオフ時のやり方
これらはシミの原因、シミを増やす原因として考えられているので、思い当たる場合にはなるべう早めに改善する必要があります。
自分で&自宅でできるシミ対策
ここからは、自宅で、しかも自分で出来るシミ対策について解説していきます。どんなに予防をしていてもシミができてしまうことはありますし、うっかり予防を忘れてシミができてしまうこともあります。
完全にシミを予防することは難しいからこそ、「できてしまった後」の対策を知っておくようにしましょう。
シミに効果のある食べ物を摂る
肌に良いとされるビタミンCや、抗酸化作用を持つビタミンEやポリフェノールが含まれている食品はシミの改善効果が高いとして知られています。具体的な食品は以下のようなものです。
- トマト
- かぼちゃ
- レモン
- 緑黄色野菜
- 柿
など。
ただ、女性ホルモンの乱れが原因でシミができてしまった場合には、上記の食品では改善されないことがあります。そういったときにおすすめなのはズバリ「大豆食品」です。
- 豆腐
- 豆乳
- 納豆
これらの大豆食品は、女性ホルモンのバランスを整えてくれる働きがあるので、毎日の食生活に一品取り入れておきたいところです。
漢方やサプリメントでシミ対策
「薬には頼りたくない」と、薬品に対して抵抗を感じる女性は少なくありません。そこでおすすめなのが「漢方」「サプリメント」などです。これらは薬品ではなく、食品として摂取することができるため、副作用が比較的少なく、毎日習慣的に摂取していても体へのトラブルは少ないと言われています。
最近はドラッグストアでも手軽に購入できるものが多いので、足を運んだ際についでに漢方薬コーナーやサプリメントコーナーを覗いてみましょう。
エッセンシャルオイル
シミに効果的と言われるエッセンシャルオイルを使用するのも対策の一つ。ターンオーバーの促進、紫外線カット、メラニンの抑制、美白効果、活性酸素の除去など、一口に「エッセンシャルオイル」とはいっても、その効果や種類は様々です。
まずは、自分が欲しい効果を把握してから、どのエッセンシャルが自分に合っているかチェックしておきましょう。
民間療法
家で手軽にシミ対策をしたいのであれば民間療法もおすすめです。薬品を使うわけではなく、かといって特別な器具や準備が必要なわけでもありません。
家にあるもので出来ることがほとんどなので今から実践することも可能です。
- レモン汁を塗る
- プレーンヨーグルトでパックをする
- スライス玉ねぎをシミに数分当てる
などの民間療法が存在します。一度家の冷蔵庫を覗いてみて、上記の食材があれば試してみるとよいでしょう。
市販されているシミ対策グッズ
ちょっとお金はかかりますが、思い切って市販のシミ対策グッズを利用してみるのもアリ。
シミ対策用の基礎化粧品やクリームなどはもちろんの事、これ以上シミを増やさないための日焼け対策グッズも多く販売されています。「日傘」「サングラス」「アームカバー」「帽子」などもシミ対策になるので、シミに悩まされたことのある人は積極的に行うことが大切です。
まとめ
一度できてしまうとなかなか消えてくれないシミ。しかし、意外にも自宅で手軽に改善出来たり、正しい予防法を知っていれば、シミの発生率をぐんと下げることができます。
今回の記事で重要なポインとはいくつかあります。
シミの原因
- 日焼け
- 活性酸素
- 生活習慣
- 肌の刺激
- 女性ホルモンの乱れ
シミ対策
- シミに効果のある食べ物を摂る
- 漢方やサプリメントでシミ対策
- エッセンシャルオイル
- 民間療法
- 市販されているシミ対策グッズ
これらをよく把握して、シミ対策を行っていきましょう。